10月11月は私立幼稚園の面接シーズンです。
どんなことを聞かれるのか?
どのように回答したら合格できるのか?
実際の面接での質問例を見てみましょう
親に対するもの、子供に対するもので分けてあります。
子供に対するものは、ご自宅で数回練習すれば出来るようなるレベルです。
親に対するものは、王道と書いてある質問が4種類あります。
その中から1個~2個は必ず出ると考えて準備してください。
親に対する面接の場合
- 【王道の質問1】志望動機をお聞かせください。
- 【王道の質問2】お家での教育方針はなんですか。
- 【王道の質問3】お子様の長所短所を教えてください。
- 【王道の質問4】幼稚園に望んでいること
- トイレは自分で出来ますか?
- お着替えは自分で出来ますか?
- 通園方法を教えてください。
- 習い事は何かしていますか?
- 苦手な食べ物・食物アレルギーの有無について
親に対する面接質問に対する模範解答
【王道の質問1】志望動機をお聞かせください。
幼稚園のHPやパンフレットに書いてあることを抜粋して答えるのがセオリーです。
有名私立幼稚園の場合は、丸覚えで回答するのは反ってNGとなります。
たとえば、
「自由な校風」だったら
「〇〇幼稚園なら、子供の個性を伸ばしながら先生のサポートを受けながら成長することが出来ると考えました。」
「キリスト教を主体として他者のために奉仕する」だったら、
「洗礼は受けておりませんが、自己を犠牲にしても友達のために積極的に働きかけることが出来る人間になって欲しいです。その精神は大人になっても他者との繋がりを導いてくれるものと考えています。」
この様に、志望動機をさらに読み込んで自分の言葉として伝えることが大切です。
【王道の質問2】お家での教育方針はなんですか。
私立幼稚園をお受験すると考えているご家庭には確固たる教育方針がおありだと思います。
それを受験される幼稚園の教育理念と照らし合わせて、共通点を見出します。
共通点をより膨らませるのがベストです。
また、お父さまとお母さまで、教育方針は同じである必要があります。
お父さまの言葉、お母様の言葉、それぞれ違っていて良いので(違っているべき)同じ教育方針をお話ししてください。
【王道の質問3】お子様の長所短所を教えてください。
長所と短所は同じであることが多いです。
それを対比させてお話してください。
短所:慎重すぎて自分からアグレッシブに動くことが少ない。
短所:積極的過ぎて、友達との心の距離が近づきすぎてしまうことがあります。
短所:のんびりしているので、お友達に置いていかれてしまい仲間に入れないことがあります。
【王道の質問4】幼稚園に望むこと
細かすぎる要望を書いてしまうと、幼稚園から扱いにくい親というレッテルが張られてしまう可能性もありますので注意してください。
- セキュリティー面をしっかりしてほしい。
- 小さなことでも報告してほしい。
- イジメがないように幼稚園として見守っていて欲しい。
- だめなことはだめ!としっかり叱って欲しい。
- 良いことをしたときは思い切りほめてあげてほしい。
トイレは自分で出来ますか?
幼稚園ではトイレトレーニングが終わっていることが前提となっているところが多いです。
時々失敗するのは3歳の子供では普通ですが、日常的にオムツを付けているのはNGです。
幼稚園入園の1年前から、トイレトレーニングについてはシッカリと準備します。
お着替えは自分で出来ますか?
幼稚園では年中さんからお着替えをする機会が増えます。
年少さんの内は、体操服なども家で着替えて登園することが多いです。
お着替えは出来て当たり前。
という幼稚園もありますので、求められるレベルに合わせてお着替えのトレーニングが必要です。
年少さんで求められない場合は、トレーニングをしなくても自発的にお着替えが出来るようになります。
通園方法を教えてください。
電車、幼稚園バス、自転車、車など必要に合わせて回答してください。
ここで注意点は車通園です。
幼稚園によって完全にNGな場所もあります。
車での通園が出来ない場合、雨の時なども聞かれることがあります。
習い事は何かしていますか?
幼稚園は保育園と違って、教育機関なので、習い事をしている子供も多くなります。
習い事をしていないなら、今後こんなことをさせたいとか展望をお話しするのが良いですね。
苦手な食べ物・食物アレルギーの有無について
アレルギーについては事実をお話ししてください。
子供に対する面接の場合
子供に対する質問は難しいものはありません。
答えられるか、答えようと努力するか?という点を見られます。
幼稚園によって違いもほぼありませんので、数日前から練習すれば面接でも答えられるはずです。
- 好きな遊びは何ですか?
- お名前、住所、電話番号は言えますか?
- 好きな食べ物と嫌いな食べ物
- 今日の朝ご飯は何を食べましたか?
- 今日は誰と一緒に来ましたか?
- お家の中でどんな遊びをしますか?
幼稚園お受験の行動観察
両親と離れて別室に連れていかれて、子供同士の関わり合いを見られます。
時間的には10分~30分の幼稚園が多いです。
そんなに長い時間ではありません。
行動観察時に重要なのは、たったの3つ
- 喧嘩しない
- おもちゃの奪い合いはしない
- 泣き続けない
小学校お受験との違いは求められるレベルがそんなに高くないことです。
公園や児童館でお友達とのかかわり合いがあれば、乗り切ることが出来ます。
面接の最も重要な極意
親が緊張せず、準備してきた回答を自分の言葉でスムーズにアピールできるかどうかにかかっています。
幼稚園のお受験は親の試験。
幼稚園の方針に従ってくれるか、モンスターペアレントではないか、良識的な両親か。
そういう点を見られています。
落ち着いてお受験に望んでください。
コメント