PTAは任意という名の全員参加の制度になっています。
PTAとは
各学校で組織された、保護者と教職員(児童を含まない)による社会教育関係団体のことです。
PTAは任意加入の団体であり、結成や加入を義務付ける法的根拠は一切ありません。
基本はすべての児童のためのボランティア団体です。
これが名目です。
しかし、PTAは嫌だからと、加入しないことで弊害は起こります。
PTA未加入・加入しないことによるデメリットや嫌がらせはある!
- PTA会費を納入しないので、会費で購入しているものを子どもが貰うと「払ってないのにズルい」みたいな雰囲気になる。
- PTA不参加の前例がほとんどないので、いちいち、ひとつずつPTA会長と校長に承諾を貰わないとならないのが一番面倒。
- 卒業式で胸に飾る花がもらえなかった。
- 給食費、PTA会費の合体での引き落としだから分離できない
- 遠巻きに「あの人がほら」みたいに後ろ指さされる
- PTA未加入だから、陰口はかなり叩かれている。わたしはいくら言われてもいいけど、子供に波及するのが怖い
- PTAに入らないと、入るまで勧誘は続いていく
- 卒業記念品は実費請求になったけど、子供の肩身は狭いようで申し訳ない
- 加入しない人は自己中って非難された
- TAをやめたら卒業の記念に配る饅頭をあげられないといわれた。実費で払うといってもダメだった
- 暑い時期なのに、運動会のテントはPTAが購入したものだから非会員の子どもは入れないと言われて、熱中症とかになったらどうするのかと耳を疑った。
- 退会したら、PTA主催の餅つき大会に参加してはいけないらしい
- PTAが開催する日帰りディキャンプも参加できない
特にひどいのが「PTAで購入したテントには非会員は入れない!」という発言。
運動会で直射日光の下に、PTA非会員の子供だけいて、寝中傷などのトラブルを想像しないのでしょうか?
それ以上にPTA非会員という事実だけがクローズアップしている状態です。
「PTAはすべての児童のためのボランティア団体である」
という名目が置き去りになっていますね。
PTAによるメリット
それではメリットはどのくらいあるのか?
というと、たいてい言われるのがママ友や地域の人と仲良くなれるというコミュニケーションの点です。
- 他のママ・パパとコミュニケーションを取る貴重な機会
- 先生たちとコミュニケーションできる場
- 地域の人との交流の場所
そんなにママ友やパパ友を作って仲良くなることが大切でしょうか?
先生とのコミュニケーションもPTAでなくても取れるはずです。
地域の人との交流は日々の生活の中でも培うことが出来るはずです。
現在のママはPTAに時間を割けないくらい忙しい
- 仕事(フルタイム、パート)
- 育児
- 家事(洗濯、掃除、食事作り、お弁当作り)
- 介護
そこに多大な時間を費やすPTAは負担にしかなりません。
PTAのシステムは戦後に作られてそのまま運用されています。
ベルマークは1960年に作られてから、そのシステムはほぼ変わらずに手作業です。
PTAに関する裁判の司法判断
熊本県で、PTAを相手にした裁判が2014年初夏に起こされた(熊本PTA裁判)。原告は被告PTAに対して、同意書や契約書なしに強制加入させられたうえ退会届が受理されなかったことを訴え、会費などの損害賠償を求めた[31]。2016年2月25日、熊本地裁は原告の訴えを棄却[32]。原告は控訴した。
2017年2月10日、福岡高裁にて熊本PTA裁判は和解した。双方が合意した和解条項には、下記がある。
- PTAが入退会自由な任意団体であることを将来にわたって保護者に十分に周知すること。
- 保護者がそうと知らないまま入会させられたり退会を不当に妨げられたりしないようPTA側が努めること。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/PTA#司法判断
PTAに加入しないことで強いられるデメリットの数々
改善が望まれていますが、大きな変化はないまま現在まで続いています。
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